ヘナ(HENNA)とは??白髪染め?トリートメント?

こんにちは、江東区門前仲町のヘナと出張訪問美容の美容室ハイジです。

今回は、カラーメニューにある【ヘナ】についてまとめました。

※ヘナについて、新しくまとめました。↓こちらをご覧ください。

ヘナカラーに特化した江東区門前仲町の美容室ハイジ
江東区・門前仲町エリアでオーガニックカラーのヘナに特化した美容室ハイジは、白髪や髪質に悩みがある方のための美容室です。髪にも頭皮にも優しい天然ヘナを取り扱っています。頭皮、白髪、髪のハリやコシが気になる方、ヘナカラーはいかがでしょうか?LINEでもお問い合せ受付てます。

ヘナについて

ヘナとは、インドや北アフリカを原産とするミソハギ科の植物で、その葉を乾燥させて粉末状にした天然の染料のことです。

ヘナの歴史は古く、染料・ヘアカラー・マニキュア・儀式などで使われていました。

クレオパトラがヘナで爪にマニキュアをしていたと逸話も残っています。儀式としての名残は、ヘナタトゥーですね。

アーユルヴェーダという5000年の歴史があるというインドの伝承医学では、皮膚炎・止血・ふきでもの・打撲の薬として使用されてました。

ヘナの葉

 

ヘナには、毒素を排出して体をキレイにするデトックス効果があると言われていて、抗菌・殺菌作用があり、ふけ・かゆみを抑えて頭皮の状態を改善してくれます。

また、髪の毛を構成するケラチンというタンパク質に絡みつき、痛んだ髪の組織をカバーするトリートメント効果があります。

このように、ヘナは髪と頭皮のケアをしながら染められます。

ヘナとヘアカラーの違い

ヘナと従来のヘアカラー(白髪染めとおしゃれ染め)の違いを、比較して表にしました。

ヘアカラーとヘナの違い

ヘアカラー

ヘアカラー剤

ヘナ

ヘナ

白髪

染まる

染まる

染まり具合

一回で染まる

回数を重ねると染まってくる

黒髪

明るく(脱色)できる

明るく(脱色)できない

成分内容

主成分は化学染料(ジアミンなど)とアルカリと過酸化水素

主成分は植物由来の天然染料(+化学染料が配合されているものもある)

頭皮に対して

頭皮に刺激あり(人によっては、ヒリヒリと感じる)

頭皮に対して、低刺激

色味

化学染料の組み合わせで、色味が豊富

選べる色味が少ない(オレンジと青とブラウン)

補修効果

髪に対して補修効果はない(別途、トリートメントが必要な場合も)

ヘナ自体が髪を補修してくれる

時間

染まるまで、20~30分ほど時間が必要

加温とクーリングの時間で、50~60分ほど時間を置く

安全性

化学染料の成分のジアミンにより、重大なアレルギーを起こす場合ある

まれに植物アレルギーが起きる場合がある

髪を明るくしたいというニーズとはズレてしまいますが、繰り返していくことで白髪に対しては綺麗に染まります。化学薬品を使用することやアレルギーが心配ではあるけど、白髪が気になる方におすすめです。

ヘナの成分

タンニン 多くの植物に含まれている、渋み・苦みの成分。渋柿が渋いのは、この成分によります。タンパク質と強い結合力があり、髪や肌を引き締める収斂作用(痛んでゆるんでしまった髪を引き締めてくれます)があります。
ローソニア・アルバ(ローソン) ヘナの葉に含まれる色素で、これが髪・爪・皮膚を構成するケラチンというタンパク質に絡みつくことで、発色します。

染色の仕組み

ヘナに含まれるローソニア・アルバ(ローソン)と呼ばれる赤色酸性酵素のことです。

毛髪を構成するケラチンにローソニア・アルバが付着してコーティングし、染色します。その時に周りの水分も一緒に抱き込み付着し、髪の内部へと浸透させるので、パサパサとした髪もしっとりと落ち着きます。

ヘナはヘアカラーのように脱色する力はないので、黒髪を茶色にするように髪を明るくはできないのですが、ヘナの染まり方は白髪と黒髪で変わります。

白髪はオレンジ色に染まり、回数を重ねると赤に近い深い色となります。染色されることで、生えてきた根元の白髪部分との境界もぼけて目立たなくなり、白髪ぼかしにもなります。黒髪にはほんのりと赤みが入り、ほのかにトーンアップしたかのように明るく軽くなったように見えます。

黒髪と白髪の割合で、黒髪が多い方ではオレンジ色のすじ状のメッシュが入った、自然でオシャレな感じになります。白髪が黒髪より多い方ではオレンジ色が強くなり、全体的に明るいイメージになります。

また、ケラチンがローソニア・アルバにより強化されるので、髪にコシが出てきます。

ヘアカラーと違い自然酸化で発色していくので、一日経つと染めたてよりも色がより発色します。

ヘナの染めた後の髪色

メリット

  • ジアミンアレルギーでもうヘアカラーができない方でも、100%天然のヘナなら白髪染めができる
  • ヘナには汚れや油分と吸着する働きがあるので、頭皮の環境をキレイに整えることができる
  • ヘナの色素のローソニア・アルバが髪の毛の傷んだ部分に吸着し、修復してくれる
  • 染めれば染めるほど、髪にハリとコシがでて、ツヤツヤした髪になる
  • 紫外線から髪を守ってくれる

デメリット

良いことばかりではなく、デメリットもあります。

  • ヘナ特有の香りがある
  • 髪がきしんで感じる(タンニンの収斂作用により、そう感じる場合があります。傷んだわけではなく、髪が素の状態になっているのです。回数を重ねると落ち着いてきます。)
  • 染めるのに少し時間がかかる
  • 植物アレルギーでかぶれる場合がある
  • 天然の染料なので色が選べず、ヘナのみでは髪の色はオレンジになる(黒髪にはほんのり赤みが入る。)
  • 脱色する力はないので、黒髪を明るくすることはできない
  • カラーチェンジしにくい

美髪色(びはつからー)

ヘナのみでは、髪はオレンジ色に染め上がります。オレンジ色では明るすぎるという方には、ブラウン色にする方法があります。
ブラウンの色味にするには、インディゴ(ジーンズの藍色の成分)という植物由来の天然の染料を混ぜるか、または化学染料が入っていないとなりません。

ヘナとインディゴをMIXしたもので染めると、染めた直後は白髪が淡い緑色になりますが、2日ほど経つとゆっくりと色が変わっていきブラウン色になっていきます。ヘナとインディゴの割合の違いで、濃いブラウン~ブラウンに調節しますが、1回では目的の色にするのは難しいです。回数を重ねると、色が定着していきます。

  • ヘナで染めたいけど、オレンジ色が嫌だ。
  • ヘナでもブラウンにしたい
  • できるだけ濃いブラウンに染めたい

このようなご希望がある方は、【美髪色】というヘナで染めさせていただきます。
こちらは100%ヘナのみではないのですが、ヘナとインディゴに、HC染料と塩基性染料がバランスよく処方されていて、自然な髪色を再現します。(ジアミンは入っていません)

ポコ
ポコ

メーカー曰く、次世代のヘナとのことです

【美髪色】の特徴

【美髪色】に配合されているHC染料・塩基性染料とは、カラートリートメントに使われている化学染料です。(利尻昆布のものとか色々なカラートリートメントが発売されています)

  • ヘアカラーでかぶれた(ジアミンアレルギーの症状の)方でも、ジアミンが入っていないので染めることができる
  • ヘナ・HC染料・塩基性染料・インディゴの相乗効果で、発色が安定している。
  • ヘナの効果で、ハリコシを与えて髪にボリュームが出るとともに、保水力を高めて艶感が出ます。
  • 地肌に色が付きにくい

※暗い色の【美髪色】でも、ジアミン配合のケミカルヘナほど黒くは染められません。

※髪質によっては、染めたてよりも時間が経ってからより発色する場合があります。(インディゴの作用)

 

ご希望に合わせて、天然ヘナ100%のナチュラルヘナ、天然ヘナと天然インディゴをミックスしたブラウンヘナ、ヘナとインディゴにHC染料・塩基性染料を配合したブラウンヘナの【美髪色】を使用しています。

ヘナカラーにご興味がある方は、お問い合せくださいませ。

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